集中できない
近年わたしの「集中できない」が加速している。
RSSリーダーから気になる記事を拾いながら、時にTwitterにポストし、時にFacebookを除き、メッセージが入れば返信。その傍らで別の作業をしながら、場面によってはテレビをチラ見し、気が向いたらiPhoneを手に取る。というようなことを割と日常的にやっている。
こうして改めて自分がしていることを書き出してみると、我ながら病的な何かを感じてしまうほどだ。
「ながら」で何かをするのは子どもの頃からの性分だったが、近年のインターネットだの、それと繋がる機器の発達で「ながら」がより進んでしまったように思う。
一見、一度にたくさんのことをできて良いように見えるが、実際はそういうわけもなく、たくさんのことを“細切れ”にしかできていないのが現状だ。
つまり「長時間集中できない」のである。
人間の集中力の限界など、さほど長いものではないらしいが、それと比べてもわたしの集中力持続時間はかなり短くなってしまっている。
「マルチタスクの弊害」のようなタイトルでどこぞの記事で語られている例のご多分に漏れず、わたしもそこに含まれてしまっている。
今、この文章を書いている間にも、ほかの事が気になって仕方がない。その気持ちをグッと押さえ、水面に顔を付け息を止めているが如く、我慢して我慢してどうにかここまで書けた。
何かに浮気しそうな気持ちを堪え、こうして文章と向き合うこともリハビリの一環になるのではないかという期待を込めつつ、このなんの面白味もない文章を締めようと思う。