月がとっても蒼いからGO TO HEAVEN(HELL)【仮】

公開チラ裏のようなもの。自分語り上等

SNS炎上の起爆剤は「ネタのドーピング」

近頃アルバイト店員の問題行動がTwitterFacebookなどのSNSにアップされ炎上するという事件(?)が立て続けに起こっている。今までたまたま露見しなかったものが、一度「燃えた」ことで表出しやすくなってるのかはわからんけども、とにかく次から次へとよくやるなぁっていう。

そんな不祥事の数々を見ていて思ったことを少し書く。

TwitterFacebookに限らずSNSの類の投稿とは基本的に「自分の切り売り」だとわたしは思っている。生活や体験なりや、それらから連なる感情や考えなど、自分に即した範囲の要素を切り取って投稿するのである。他の誰でもない唯一の「私」だからこそ意味があり、魅力があるのである。

しかしながら大抵の人の日常のほとんどは「取るに足りない」ものであり「ネタ価値」は低い。そうそう刺激的だったり魅力的な出来事は起きない。そんな「日常」が続けば、わざわざSNSなんかに投稿する意味も見出せなくなり、「ご無沙汰」な状態になる人が大半だろう。

しかしそれでは満足できない人も世の中にはいる。そして行われるのが「ネタのドーピング」である。

通常では起こりえないことを意図的に発生させ、自身のTLの起爆剤とするわけだ。その具体的な例を挙げると「犯罪自慢」だったり「コンビニの冷凍庫に入って寝転ぶ」というようなことになるだろうか。しかしそれらは「起爆剤」ということもあって燃焼性も高いというわけだ。

わたしはこの一連の流れって、自身のコンテンツ性を使い切って「ドーピング」という借金した末の「自己破産」みたいなもんだよなぁって思う。

「取るに足りない」自分の身の丈サイズの日常でも、見方や発想を変えれば魅力的な瞬間を見つけられる可能性はあるだろうに。

そんなことを考えてしまうのである。