月がとっても蒼いからGO TO HEAVEN(HELL)【仮】

公開チラ裏のようなもの。自分語り上等

あおいろ、日記のデジタル化に思う

2、3年前から毎日日記をつけるようにしているのだが、そこにはひとつこだわりがあって、それは「必ず手書きで記す」ということ。

これまでこの一点を譲らず続けてきたのだけれど、このところ日々の忙しさにかまけたり、単純に筆記するという肉体的疲労に対する忌避という堕落にによって更新が滞るようになってきた。

これは由々しき事態ということで、頑なに守り続けてきた「手書き」というこだわりを捨て、記録を優先するべくデジタルへの移行を試してみた。そして気がついたことをここに書いておこうと思う。

一番の変化は書く文字数が圧倒的に増えた。

基本的に日記は一日の全てを記すのではなく、その日の特徴的なトピックスをピックアップして記すようにしてた。それに対して分量的な縛りは設けてこなかったんだけど、わたしの場合、一度に筆記できる量はそこまで多くなかったので、自然と淡白な内容にならざるを得なかった。

これがタイピングで書くようにしたらはかどるはかどる。それで余裕が出たせいか、トピックスそれぞれのディティールを記すことにも気が回って、これまでと比べるとやけに内容が濃くなった。

あと、これまでペンでノートに一発書きしていたのと違って、文章の入れ替えや書き直しが容易になったことで、構成や校正なんかにも多少の気を遣うようになった。

とまぁ、ありきたりなメリットを今更ながらに実感してるんだけど、一方で日記から「肉体感」が削がれてしまった感は否めない。でもそれは仕方ないことなのかな。

日々が過ぎるスピードと情報量が右肩上がりの中では、ペンを持ちノートに筆記するというスタイルでは、わたしは日々に追いつけない。

将来的に残る記録としてはいささか味気ないものになってしまうけど、ひとまずはこれでいってみる。