月がとっても蒼いからGO TO HEAVEN(HELL)【仮】

公開チラ裏のようなもの。自分語り上等

じぶんのことば

 このブログを立てて以来、勢いに任せて10本ほどのエントリーを書いた。今読み返してみると、我ながら「ひどい内容だなぁ」と思う事しきりだが、これも試行錯誤と思えば仕方ないかな、という気もする。

 それから数日、わたしの筆はハタと止まってしまった。これまで通り日々ニュースには触れているし、そこから思う事も多々あるんだけど、「それってほんとにわたし自身が思ってることなん?」という疑問が湧いた途端に書くことがまったく思いつかなくなってしまったのである。

 わたしは、はてなブックマークをはじめツイッターなりで、ある事柄に対する他者の意見を日常的に目にしているんだけど、その際、それらの意見に対する「評価」も一緒に目にしているわけです。物事を多面的に捉えるために、いろんな意見に目を通すことは有用だし必要だとわたしは思ってるんだが、そのことが自分なりの意見を出す段で影響しすぎてるような気がしてきた。偏りを慣らすつもりでやってることが、かえって自分の中に偏りを生んでる気がするジレンマ。そう思った瞬間、「あれ?わたしのことばってなんだっけ?」という先にも書いたような厨二病者が自分探しの入り口で感じるような疑問がぽっこり姿を現したわけ。

 まったくのゼロから何かを生み出すことはそうそうできることではないので、何かをよりどころにして言葉を紡ぐことは決して悪いことではないと思うのだが、わたしの場合、自分の中にあまりにも「核」となるものが無さ過ぎる気がして、いい歳ぶっこいて尚「自分探し」のようなことをやるハメになってるっていう体たらく。

 近ごろは「やっぱ原体験じゃん!」と思い、わたしの人格形成にもっとも影響を与えているであろう音楽に目をつけ、自分のこれまでのリッスンヒストリーを紐解き、音と言葉を改めて噛みしめる毎日を過ごしておりまする。

 でも「明日」はまだ見えない。